事業のお金でお困りの方へ!個人事業主がお金を借りる方法

事業のお金でお困りの方へ!個人事業主がお金を借りる方法

「事業を回していくだけのお金がない……」と悩んでいませんか?個人事業主として働き始めると、資金繰りの大切さにイヤというほど気付きますよね。

そこでこの記事では、個人事業主でもお金を借りられる方法を紹介します。

事業のお金で苦労している個人事業主の方は、ぜひ最後まで目を通してみてください。

個人事業主がお金を借りる方法5選

  1. 日本政策金融公庫
  2. ビジネスローン
  3. 個人事業主専用ローン
  4. 法人向け不動産担保ローン
  5. カードローン

個人事業主がお金を借りる方法
①日本政策金融公庫から借りる

日本政策金融公庫から借りる

個人事業主がお金を借りる方法として、まず検討したいのが日本政策金融公庫からの借り入れです。

日本政策金融公庫ではさまざまな融資制度を扱っていますが、個人事業主の方は「新創業融資制度」での借り入れを検討してみましょう。

新創業融資制度で借りるメリット

新創業融資制度は、新たに事業を始めたばかりの方を対象としている制度です。個人事業主として借り入れをするうえで、次にお伝えするようないくつかのメリットが存在します。

高額な融資が期待できる

新創業融資制度でお金を借りると、事業開始2期以内であれば最大限度額3,000万円の融資を受けられます。
ただし「最大限度額」とあるように、全員が3,000万円の融資を受けられるわけではありません。実際は、「自己資金の額の10倍までの融資」と定められています。

金利が低い

金利が低いことも、新創業融資制度を利用して借り入れるメリットのひとつです。具体的な利率は、以下のとおりです。

基準金利特別利率A特別利率B特別利率C
2.41%~2.80%2.01%~2.40%1.76%~2.15%1.51%~1.90%

2020年12月1日現在(一部抜粋)

個人事業主が融資を受ける場合、基本的には「基準金利」が適用されます。
一方で「特別利率」とは、年齢や性別などの条件に当てはまる場合に適用される金利のことです。たとえば「特別利率A」は、女性や、35歳以下の若者、または55歳以上の方のみに適用されます。

担保・保証人が不要

新創業融資制度は、原則として「無担保・無保証人」の融資制度です。
信用金庫など、ほかの金融機関の融資では保証人を必須としているケースがほとんどのため、この点では新創業融資制度のほうが有利な借り入れ方法といえるでしょう。

申し込み時の注意点

日本政策金融公庫の新創業融資制度はメリットの多い制度といえますが、いくつか注意しておきたいポイントもあります。

準備の手間がかかる

新創業融資制度に申し込む際は、多くの書類の提出が必要となります。具体的には、以下のような書類が必要です。

  • 借入申込書
  • 創業計画書
  • 履歴事項全部証明書の原本(法人の場合)
  • 見積書(資金使途が設備資金の場合)
  • 不動産の登記簿謄本または登記事項証明書(不動産担保を希望する場合)

特に、借入申込書や創業計画書は記入事項も多く、作成に時間がかかります。借り入れを考える場合には、融資希望日から逆算して、こうした書類の作成に早めに取り掛かるようにしましょう。

審査が厳しい

新創業融資制度は金利が低い制度のため、審査は厳しくおこなわれます。特に、自己資金の額は審査の重要ポイントです。「融資希望額の10分の1の自己資金を準備する」という規定をクリアできていなければ、そもそも審査は通りません。

さらに、「創業計画書」の内容も審査の重要ポイントです。「売上が急激に上がることを見越している」など、信頼性に乏しい内容だと審査に落ちる可能性が高いので注意しましょう。

申請方法

新創業融資制度の申請方法をお伝えします。

まずは日本政策金融公庫の支店に出向き、融資の相談に行きましょう。支店が近くにない場合は、「事業資金相談ダイヤル」を利用しての電話相談も可能です。

相談は必須ではありませんが、自分の業種は融資対象か、必要書類は何か、といったことを直接確認できる良い機会です。可能であれば融資の相談に行きましょう。

申し込みは、「支店の窓口」または「郵送」のどちらかを選択します。

申し込みが受理されると、担当者との面談に進みます。面談では、主に創業計画についての質問が飛びます。「自分の計画に対し、どれだけ理解が進んでいるか」といったポイントが主にチェックされるため、事前の内容理解は必須です。

面談後、審査担当者が事業所の予定地を回る「実地確認」がおこなわれ、審査結果が届きます。融資可能の通知が届けば、「借用証書」をはじめとする書類を記入・提出することで、晴れて融資を受けられます。

個人事業主がお金を借りる方法
②ローンで借りる

 

ローンで借りる

個人事業主がお金を借りる際は、ローンで借りることも検討しましょう。

世の中にはさまざまなローンがありますが、なかでもおすすめしたい4つのローンを紹介します。

ビジネスローン

ビジネスローンは、事業資金に特化した融資制度です。

銀行や消費者金融などで取り扱いがあり、遅くとも3日程度で融資を受けられるなど融資スピードの早さに特徴があります。

一方で、申し込みの際には決算書や確定申告書など提出書類が多く、実質年率15.0~18.0%前後での借り入れとなるなど高金利という側面も持っています。

個人事業主専用ローン

個人事業主専用ローンは、その名のとおり、融資対象者が個人事業主に限定されたローンのことです。

「担保・保証人不要」「月々1~10万円の返済でOK」など、個人事業主に配慮した制度設計をおこなう金融機関も少なくありません。

一方で個人事業主専用ローンは、ほかのローンに比べて審査が厳しめという一面もあります。特に税金の滞納が過去にあった場合には、審査通過はほぼ期待できないので注意しましょう。

法人向け不動産担保ローン

法人向け不動産担保ローンは、個人事業主、法人経営者を融資対象とする制度です。

不動産を担保に、最大数千万円~数億円の事業資金の融資を受けられます。

融資されたお金は、基本的には設備投資や運転資金、仕入れ資金などに利用できます。不動産を担保として提供するため、ビジネスローンなどと比べると実質年率も12.0~15.0%ほどと低めに抑えられています。

一方で返済できなければ、担保として提供していた不動産を失うことになるため、返済の遅延などには特に注意が必要です。

カードローン

カードローンを利用してお金を借りるのもひとつの方法です。

実質年率を18.0%に設定している会社も少なくありませんが、一方で担保・保証人不要で借りられるのはカードローンを利用する大きなメリットです。

さらに、事業資金だけでなく、その資金使途を「生活資金」にもあてられます。ここまで紹介してきたローンは資金使途が「事業目的」に限定されているため、より柔軟な借り入れを目指したい場合にはカードローンをぜひ検討してみてください。

個人事業主がカードローンでお金を借りる際の注意点

 

個人事業主がカードローンでお金を借りる際の注意点

個人事業主がカードローンに申し込むにあたり、特に気をつけておきたい3つのポイントをお伝えします。

収入証明書の準備

カードローンに申し込む際に、収入証明書が必要となる場合があります。具体的には、次のどちらかに当てはまる場合、収入証明書を原則提出しなければいけません。

  • 希望する借入限度額が50万円超
  • 他社からの借入額と今回の希望限度額の合計が100万円超

なお、事業開始1年未満など、これらの書類が準備できない場合には、借入希望額を少額に設定するなどの工夫が必要です。

家族バレを防ぐ

家族と同居している個人事業主の場合、在籍確認によってカードローンでお金を借りていることが家族にバレてしまう可能性があります。個人事業主の場合、勤務地を自宅にしていると在籍確認の電話が自宅に掛かってくるからです。

家族にバレるリスクを最大限減らしたい場合には、「〇時~〇時の間に電話を掛けてほしい」など、連絡の時間帯に融通を利かせられるかカードローン会社に相談してみましょう。なお、自宅に固定電話がないと申し込めないカードローンも存在します。必要かどうかも、事前に問い合わせてみてください。

借り入れ額は少額から

個人事業主がカードローンを利用する場合、借り入れ額は可能な限り少額に留めておきましょう。

いざという時のために借入限度額は高めに設定しておきたいものですが、高く設定すればするほど審査は厳しくなっていきます。

審査通過後は増額の申請もできるため、特に自身の信用力が不安で、審査通過に期待が持てない方は少額で申し込むのがおすすめです。

個人事業主がお金を借りる際におすすめのカードローン

個人事業主がお金を借りる際におすすめのカードローンを紹介します。それぞれの特徴をお伝えしますので、自分にとって使いやすいカードローンを選んでみてください。

プロミス

 

プロミス
審査通過率41.1%
金利年4.5%~年17.8%
最大限度額500万円
無利息期間初回利用日翌日から30日間
固定電話なし
カードなしWEB完結申込で可
その他特徴振込融資が原則24時間可

審査通過率は2020年4月時点での実績です

プロミスは、振り込みに原則24時間対応しているカードローンです。

一般的なカードローンの上限金利が18.0%のなか、プロミスは17.8%に設定しており、他社より少しだけお得に借り入れることができます。

固定電話が自宅になくても申し込めるのも嬉しいポイントです。

インターネットで契約をおこなう「WEB完結申込」の場合には、カード不要も選択できます。カードが見つかって家族にバレるのを避けたい方にもぴったりのカードローンといえるでしょう。

アイフル

 

アイフル
審査通過率38.7%
金利年3.0%~年18.0%
最大限度額800万円
無利息期間契約日の翌日から30日間
固定電話なし不可
カードなしWEB完結申込で可
その他特徴カードなしでATM利用可

審査通過率は2020年4月時点での実績です

アイフルは、カードなしでATM借り入れがおこなえるカードローンです。

スマホにアイフルのアプリを入れておけば、セブンイレブンなどに設置してあるセブン銀行、またはローソン銀行で原則24時間365日借り入れ・返済ができます。

アイフルは、基本的には固定電話がないと申し込めません。しかし固定電話がない旨をオペレーターにあらかじめ伝えておけば、対応策を考えてくれる場合もあります。

アコム

 

アコム
審査通過率43.6%
金利年3.0%~年18.0%
最大限度額800万円
無利息期間契約日の翌日から30日間
固定電話なし
カードなし不可
その他特徴楽天銀行への振込融資24時間可

審査通過率は2020年3月時点での実績です

アコムは、最大手の消費者金融です。信頼できるカードローンとして多くの利用者から支持されています。特に、固定電話がなくても申し込めるのは、携帯電話しか持っていない個人事業主にとっては嬉しいポイントといえますね。

また、楽天銀行ユーザーの場合には原則24時間融資を受けられます。

多くの金融機関が平日の15:00までに手続きをしないと当日中の振り込みに対応できないなか、遅い時間であっても振り込みに対応しているのは特筆すべきポイントといえるでしょう。

まとめ

個人事業主がお金を借りる方法についてお伝えしてきました。

個人事業主は、会社員と比べるとたしかに信用の面で劣る部分があります。ただし、だからといって融資が受けられないということはありません。

お伝えしたとおり、日本政策金融公庫からの借り入れや、個人事業主専用ローンなど、個人事業主をメインの対象とする制度はいくつも存在します。

なかでもカードローンは、その資金用途を生活費として認めている場合もあるなど、柔軟性の高い借り入れ方法です。

今回紹介した借り入れ方法を参考に、資金獲得に向けた取り組みを続けていきましょう。

よくある質問

 

よくある質問

収入の少ない個人事業主でもお金を借りられる?

収入が少なかったとしても、お金を借りられることがあります。特にカードローンの場合には、収入の額以上に、「安定した収入があるか」という点が審査の対象となっています。

なお、カードローンで50万円以上の借り入れをおこなう際には、収入証明書の提出が原則必要です。収入額に自信のない方は、借入希望額を50万円未満に設定するなどの工夫もしてみてください。

複数のカードローンに一度に申し込める?

厳密には、カードローンに複数申し込むことは可能です。しかし、ひとりで何社も申し込んでいることが分かると、「この人はお金に困っているに違いない」として審査が厳しくおこなわれてしまう場合があります。そのため、申し込みは1社に留めておきましょう。

借り入れには、絶対に審査がある?

どの融資方法であっても、審査は必ずおこなわれます。融資先の審査が、法律で義務付けられているからです。なお、「審査なしで貸します」と近づいてくる業者がいた場合、それはいわゆる「闇金」である可能性が極めて高いです。自分からは近づかないようにしましょう。

補助金も使うべき?

支給要件に当てはまる場合には、国から支給される補助金も積極的に使うべきといえます。ただし、補助金は申請すれば必ず支払われるものではありません。予算が決まっており、申請者のなかから選抜された人にしか支払われないケースが大半です。そのため、支給されることを前提に事業計画を立てる、といったことはおすすめできません。